ハイリア文字は時代によって形状が異なります。
解読できるハイリア文字が登場する作品を、時系列ごとに分けて解説していこうと思います。
まずは『スカイウォードソード』の文字
こちらはおそらくハイリア史で判明している最古の文字かと思います。
アルファベットに対応しており英語表記、いくつか同じ文字が使われているので解読レベルは難しめです。
スカイウォードソードのラネール地方では過去に高度な文明を持つRS-301シリーズ(サルボ)がいましたね。その過去の時代からこの文字が使われていることが分かりますね。
続いて『時のオカリナ』を見ていきましょう。
こちらはひらがなに対応しており、形状がシンプルゆえに少々見づらい部分もあるが解読は易しめ。
時のオカリナより前の時代である『ふしぎのぼうし』のハイリア文字も部分的に使われており、時のオカリナは作中でも時代を越えて作られていることが分かりますね。
時のオカリナの直後のストーリーである『ムジュラの仮面』
こちらも時のオカリナと同様の文字になります。
そして『トワイライトプリンセス』
こちらは時オカやムジュラから一転しまして、アルファベット対応で英語表記、縦長のアルファベットが記号化したようなやや複雑な字体です。
解読レベルはやや難しめ。
ここまでがいわゆる
『時の勇者勝利 子供ルート』と呼ばれるルートです。
別名 トワプリルートです。
続いては『時の勇者勝利 大人ルート』
別名 風タクルートを見ていきましょう。
『風のタクト』ではこのようにカタカナに似た字体で、ひらがなで読めるようになっています。
時のオカリナからさほど時代が進んでいないためか、字体も似ていますね。
頑張れば読めそうな気もします。
風タクルートから続く『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』も同様の文字が使われています。
解読レベルは易しめ。
そして3つ目のルート『時の勇者敗北ルート』
別名 敗北ルートや神トラルートと呼ばれており、考察する上で最も重要なルートです。
ここでは神トラや夢島、初代ゼルダの伝説など数多くの作品が並びますが、メタ的な理由もありハッキリと解読できる文字は『神々のトライフォース2』と『トライフォース3銃士』のみとなっています。
そのハイリア文字はというと、アルファベット対応の英語表記、いくつか同じ文字が使われており、スカイウォードソードの文字と似ていますが反転していたり微妙に変化しています。
解読レベルはやや難しめ。
そして最後に『ブレスオブザワイルド 』
ちなみに、ブレスオブザワイルドはどこの時系列に属すると思いますか?
答えは未だ明らかになっていません。
しかし、時系列最後ということは明言されております。
任天堂HPのヒストリーでは、それぞれの時系列の一番最後にブレスオブザワイルドがきています。
ブレスオブザワイルドの上には、それぞれの時系列と切り離すかのような区切りの罫線が引かれており、このことからブレスオブザワイルドはどこにも属さない全ての世界線が集結した世界なのではと考えられています。
本題のブレスオブザワイルドのハイリア文字ですが、どこの時系列の文字かはもうお分かりですよね。
神々のトライフォース2と全く同じ、
すなわち敗北ルートの文字なんです。
文字以外にも、ブレスオブザワイルドは敗北ルートなのではないかという有力な説が沢山ありますが、ディレクターさんがブレワイの時系列は"新解釈"だと仰っている限り、やはり全ての世界線が混ざりあった新世界と考えていいのかな、と個人的にそう思っています。
時代や文化の移り変わりと共に変化する文字。
時系列ごとに見事に分かれているのがわかりますね!
そういった細かい部分まで作り込まれているこの世界から、今夜もなかなか抜け出せそうにありません…
🍀🍀🍀最後まで読んでいただきありがとうございました🍀🍀🍀