当ブログでは、ブレワイをはじめとするゼルダシリーズの様々な考察をしております。以下、ネタバレを含みますのでその旨充分にご留意下さいませ。
ブレスオブザワイルドの時系列についてはこれまでも何度か考察しており、『敗北ルート』が濃厚のように思います。
が、幾度も厄災に見舞われるハイラルにおいて"説明がつくから"で納得してしまうのは希望的観測に過ぎないということで、可能性のある限り幅広く考察していこうではないかという次第です。
風タクとブレワイの位置関係
風タクのマップは時のオカリナのマップがベースとなっています。
時オカから続く物語なので当たり前っちゃ当たり前ですね。
魔獣島はかつてガノンドロフの故郷であったゲルドの谷といわれており、魚の島はかつてのハイラル湖といわれています。
竜の島=リト族の住む島で、プロロ島=ウオトリー村についてはこちらの記事参照。
そしてこの風タクのマップは90度左へ傾けると、ブレスオブザワイルドのマップとも比較的一致していますね。(青文字はブレワイでの地名)
そして、風のタクトのハイラル城ですが、海に沈む前はこのように周りが湖となっていました。
この地形もブレスオブザワイルドと共通しますね。
リト族とコログの存在
実はリト族とコログが存在するのはブレワイと風タクだけなのですね。
リト族は元はゾーラ族でした。
風タクでは、生き物が住めない海に阻まれたハイラルを生き抜くために、かつてのゾーラ族が進化を遂げたという経緯があります。
神獣ヴァ・メドーの名前の由来は風タクの賢者「メドリ」ではないかとも言われています。
服にはしっかりゾーラの紋章が描かれていますね。
また、コログ族も時オカのコキリ族が100年のうちに進化した種族です。
(賢者マコレ)
両者に共通する部分は、『ハイラルが海に沈んだことで進化を遂げた』という点です。
つまりはブレスオブザワイルドの世界においてリト族とコログ族が存在するということは、かつて大規模かつ長期的な水没期間があったことを意味します。
位置関係や種族の観点からも、風タクは考察する上で非常に興味深い作品なのですね。
風タク考察最大の問題点
しかし、勘の鋭い方は、ここである疑問が湧いてくるのではないでしょうか。
風タクでハイラル王国は消滅したはず。
そうなんですね。
風タクのガノンドロフが完全体トライフォースに触れようとしたその瞬間、なんと先回りしたハイラル王が先にトライフォースに触れるのですね。
(これはひどいw)
そこでハイラル王は願いを言いました。
「過去の地ハイラルを消し去り、この子らの未来に光明を!」
つまるところ、『この因果としかいえないトライフォースを巡る争いを、もう今日この場でおしまいにしましょう。ハイラルを消滅し、子供らには全く新しい世界で前を向いて生きてほしい』
と願ったのですね。
そうしてハイラル王国は再び海に沈んで消滅したのです。
トライフォースは善悪見境なくどんな願いでも叶える万物の力。
よって、風タクルートのハイラルは確実に消滅したこととなります。
しかし、法には"抜け穴"が存在します。
トライフォースの願いにはいくつかのルールがあるのです。
そのひとつに
「その願いは死ぬまで有効」
というものがあります。
…
ハイラル王はトライフォースに願い、その数分後にガノンドロフとハイラル王国ごと海に沈みお亡くなりになりました…
トライフォースの法に従うならば、その瞬間にハイラル王の願いもまた消滅したこととなります。
ハイラル王国は一度は消滅したものの、その願いは取り消されてすぐに復活しているのです!
そのハイラル復元作業中に、なんらかの手違いでハイラルが90度西へひん曲がってしまった可能性は無きにしもあらずということです(とりわけハイラルの神は気まぐれです)
風タクから一万年以上の時を経て、海に沈んだハイラルがまた陸地と化してその大地に息吹が宿り、ハイラル王国として再建されたとするならば…
このハイラルの地下にはかつてハイラルと共に沈んだガノンドロフがどこかに眠っていることでしょう…
最後まで読んでいただきありがとうございました!
≪参考書籍はコチラ≫
ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第3集 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:マスターワークス
ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第2集 ゼルダの伝説 ハイラル百科