【ブレワイ続編考察】ガノンドロフを時系列ごとに解説&考察

こちらの記事では時のオカリナ、トワイライトプリンセス、風のタクト、4つの剣+のガノンドロフ及びラストシーンの具体的な内容を含みます。また、続編ミイラはガノンドロフと仮定します。

 

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ブレワイ続編2ndPVでもほんの一瞬ミイラが登場したものの、まだこれがガノンドロフだという確証は得られなかった。しかし私はガノンドロフが登場すると予想している。

そこで、今回はこれまでの作品で人間ガノンドロフが登場した全て作品を振り返って、このミイラはどのガノンドロフなのかを考えていきたいと思う。

 

人間ガノンドロフが登場している作品は『時のオカリナ』『トワイライトプリンセス』『風のタクト』『4つの剣+』の4作品だ。

それぞれのガノンドロフとその最期をサクッと見ていこう。

 

 

 

時のオカリナ

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100年に一度生まれるゲルド族の男の首領としてガノンドロフが誕生。リンクが聖地への鍵を開いたところでガノンドロフは聖地へ侵入。

そこでトライフォースに触れ、力のトライフォースを手に入れる。リンクが7年の眠りについている間にハイラルはガノンドロフの支配する世界となった。

リンクとの戦いで力が暴走し、魔獣ガノンへと変貌。

そしてリンクに敗北したガノンドロフはゼルダと六賢者によって力のトライフォースごと聖地に封印される。

この世界線が勝利大人ルートだ。


一方で、ガノンドロフがリンクに勝利した場合、知恵力勇気三つのトライフォースを手にするが、ゼルダと六賢者が最後の手段としてトライフォースごと聖地へ封印したのが敗北ルートとなる。

どちらにしろ、聖地に封印されてしまうのだ。

 

トワイライトプリンセス

トワプリは時オカでリンクが7年前に戻った世界の物語。

ガノンドロフは今後の展開を知っている子供リンクに陰謀を阻止され、反逆者として砂漠の処刑場で処刑されることとなる。

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ところが、力のトライフォースを宿していた為ガノンドロフは死なず、自分を刺した水の賢者をアヤめる。

 

ここで小さな疑問が出てくるのだが、この世界ではガノンドロフが聖地に侵入することを未然に防いだ為トライフォースには触れていない。

しかしガノンドロフはなぜか力のトライフォースを宿しているという矛盾があるわけだが、

それは遡ること時オカのラストでリンクが勇気のトライフォースを宿したまま7年前に戻ってしまったことに起因する。

本来ならばこの時代のトライフォースは聖地で眠っていたはずだが、リンクが未来から勇気のトライフォースを宿したままこの世界に戻ってきたことでトライフォースは分裂してしまい、力のトライフォースはガノンドロフに宿ってしまったのである。

これは誰もが予想できなかった悲劇としか言いようがない。

ガノンドロフもまた神に選ばれし者だったのだ。

 

力のトライフォースで暴走したガノンドロフを恐れた賢者たちは、咄嗟にガノンドロフを影の世界へと追いやった。

ガノンドロフは影の世界で徐々に力を増大させ、ハイラル(光の世界)に復活。

魔獣ガノンへと変貌するも、最後は人間の姿で亡き者となった。

 

4つの剣+

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トワプリガノンドロフが倒されてから数百年後、ゲルドの村にガノンドロフという男が誕生。

このガノンドロフは今までのガノンドロフとは別人だが、ガノンドロフの転生体だとされている。

ガノンドロフは新たなガノンドロフへと生まれ変わったのだ。

邪器トライデントを手に入れたガノンドロフは、魔獣ガノンへと変貌。

そして最後は姫と巫女たちによって封印される。

ちなみにゲームに登場するのは魔獣ガノンだけで人間ガノンドロフの姿は確認出来ていない。

 

風のタクト

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時オカでリンクに敗北し、力のトライフォースごと聖地に封印され長い年月の後に復活。

しかし今度は勇者が現れず命運は神に委ねられ、ハイラルは水没。ただの水没ではなく封印といった方が正しいかも知れない。

しかし、数百年後またしてもガノンドロフは復活。

海に沈んだハイラルを復活させ、我がものにする。それがガノンドロフの野望だ。

全てのトライフォースが目の前に揃うも、先回りしたハイラル王がトライフォースに触れハイラルの消滅を願う。

そしてガノンドロフはリンクに敗北。石となり、ハイラルとともに海に沈んだ。

 

 

以上が現在明らかになっている全ガノンドロフとの因縁とその最期だ。

 

ブレスオブザワイルド続編に恐らく登場するであろうガノンドロフ。

これらのどのガノンドロフだろうか。

もしくは、まだ明かされていない歴史上のガノンドロフだろうか。

 

ひとつずつ可能性を追っていきたいと思う。

 

 

 

続編ガノンドロフはどのガノンドロフか

まずはトワプリのガノンドロフだが、賢者に刺され、リンクにとどめを刺された胸元を謎の手によって掴まれていることであったり謎の手の色からもなんとなくトワプリの世界観を思わせるものとなっている。

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トワプリでは最後に死亡して、さらにはその魂は転生しているのでトワプリから直接繋がるかは何とも難しいところだが、例えば『トワプリガノン勝利ルート』など新たな世界が派生していたりするならば、トワプリのガノンドロフである可能性も考えられなくはないだろう。

 


続いて4剣+。

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壁画のガノンドロフと思しき人物がトライデントを手にしていることから、これまでの歴史上だけで考えるとトライデントを手にした人間ガノンドロフは4剣+のガノンドロフだけであることと、時系列末端ということで時代的にも大いに可能性は考えられる。

 

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しかし非常に勝手な感情論で恐縮だが、これだけ期待されているブレワイ続編なのだからここはやはり本家ガノンドロフが来るのではないかと思っている。

もちろん4剣+のガノンドロフという可能性も充分に有り得るだろう。

 


続いて風のタクト。

 

一部こちらの記事の内容を引用する。

 

続編ミイラが風タクのガノンドロフだという声は少ない印象だ。

ラストは石となって滅び、この時系列ではそれ以降ガノンドロフは出てこない。そして物語は新たな新大陸へと移っている。

それに風タクのガノンドロフといえばこのセリフが強烈に心に残っている。

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しかし、この世界線も諦めるにはまだ早いのだ。

 

トライフォースに触れたハイラル王はハイラルの消滅を願い、全てが終結したかのように思うが、トライフォースにはいくつかのルールがある。

その中のひとつに、トライフォースの願いは死ぬまで有効というものがあるのだ。

お察しの通り、ハイラル王は願いを叶えて数分後に亡くなっている。

トライフォースの法に従うならば、この時点でハイラル王の願いは無効となっているはずなのだ。

 

なので密かにハイラルが復活していたり、更にはこれまでの歴史でもあったようにトライフォースが分裂して資格あるものに宿っている可能性も考えられる。

現にハイラル百科の年表では、風タク後のトライフォースの行方は「消滅?」と書かれており、あえて今後の展開が広がる余地を残しているようにも思える。

よって、風タクのガノンドロフ説も少なからず残されているだろう。

 

 

そして時オカのガノンドロフだが、やはり最も顕著な一致点としては耳が丸いところではないだろうか。

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トワプリと風タクのガノンドロフは魔獣変貌歴があるからなのか、単に歳をとったからなのか理由は定かではないが何故か耳が尖っているのに対し、時オカのガノンドロフだけは耳が丸いのだ。

ガノンドロフに限らず昔のゲルド族はまだハイリア人との混血が盛んではない為耳が丸いのが特徴だ。

 

しかし厳密にいうと”時オカのガノンドロフが耳が丸い”というのは半分本当で半分ウソである。

確かにガノンドロフは耳が丸いのだが、それが七年後、めちゃくちゃ尖っているのだ。

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続編ミイラが丸い耳の形をしているのは明らかな意図があるものと推測する。

もしかしたら時オカの”7年前の段階でガノンドロフが別の運命を歩んだ”ということもあるかもしれない。

 

 

そして最後は、これまでの歴史ではまだ明らかになっていない新たなガノンドロフ説だ。

ゲルドの紋章と完全には一致しないこの紋章は、『未知なるゲルドの歴史』を表しているようにも感じる。

 

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これまでは魔獣ガノン=ガノンドロフとして同一の存在として見てきた部分もあったが、ブレスオブザワイルドでその概念は覆された。

 

ガノンは厄災という思念体として登場し、それが暴走して実体化したものが魔獣ガノンとして現れた。それはもはや人間ガノンドロフとは一線を画すものであり、魔獣ガノンとガノンドロフという存在は完全に分離していたと推測する。

 

敗北ルートでは、ガノンドロフは聖地に封印され、その後魔獣ガノンとして4度の復活を果たしているが、人間の姿のガノンドロフは未確認のままだ。

 

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ブレワイの概念がこれまでの歴史でも通用するならば、敗北ルートで4度も復活と敗北を繰り返す魔獣ガノンとは別に、ガノンドロフの肉体はどこかに封印されていた可能性もあり得るのだ。

 

ブレワイでガノンドロフが思念体となって登場したのは、ガノンドロフの新たな歴史を描く序章だったのではないか、という妄想もしている。

 

ちなみに、敗北ルートでは一切登場していない人間ガノンドロフだが、実はふしぎの木の実のキャラクター案で幻の人間ガノンドロフが描かれている。

残念ながらそれが世に出ることはなかったが、もしかしたら敗北ルートに我々の知らない人間ガノンドロフがどこかに存在していたのかも知れない。

※木の実は時オカで成仏したはずのコタケコウメが登場していることや、制作元がカプコンであるため多少自由な設定はあったかもしれない。従ってこれが敗北ルートに人間ガノンドロフが存在する裏付けとするには根拠として乏しいものである

 

 

とこんな感じで続編ミイラはどのガノンドロフなのかというのを考えてきたが、勿論ガノンドロフじゃないという考えもあるだろう。

終焉の者やアストル(厄黙)といった声もチラホラ聞く。

どんな結果にせよ、続編が楽しみであることに変わりはない。

 

 

≪参考書籍はコチラ≫

ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第3集 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:マスターワークス

ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第2集 ゼルダの伝説 ハイラル百科

ハイラル・ヒストリア ゼルダの伝説 大全: 任天堂公式ガイドブック

 

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