10月2日に放映されました厄災の黙示録DLC第二弾の実機プレイ及び新ムービーについての考察です。
厄災の黙示録は私の予想を遥かに超えてきますのでDLC第一弾でつらつらと書いてきたものはいまや黒歴史と化しました。
DLC第二弾も恐らく私の想像の域を遥かに超えたものと予想しますが、希望も交えつつその内容について考えていきたいと思います。
またもや歴史は変わるのか
DLC第二弾「追憶の守護者(ガーディアン)」は新たなストーリーが追加されますが、果たして本編のどの段階でのストーリーとなるのでしょうか。
新トレーラーのルーダニアのシーンや、公開された実機プレイのステージは「カカリコ村救援戦」かと思われます。
この戦いの時点ではハイラル城が厄災の手に落ちていることが伺えます。
このことから、カカリコ村救援戦は厄災復活後〜厄災討伐前の戦いであると考えられます。
これらは本編の間の知られざる戦いを描いたものなのでしょうか。
少しストーリーを振り返ってみます。
厄災復活後ルーダニアに乗り込みカースガノンに襲われたダルケルをユン坊とリンク達が救い、無事ルーダニアは制御可能となりました。
その後、ダルケルとユン坊はハイラル城から押し寄せるガーディアンの大群を迎え撃つべく再びルーダニアに乗り込んでいます。
その時間帯は夕刻〜夜であり、カカリコ村救援戦の時間帯を見る限りまさにその間を描いたものである可能性は十分にあり得ます。
ただ、本編ではプルアやロベリーにあのような戦闘能力はなかったはずですし、ロベリーはアッカレ砦、プルアはハテール地方に向かっており、行動は共にしていないことから本編とは異なるものと考える方が自然かもしれません。
では、再度歴史が変わった世界なのでしょうか。
ハイラルは厄災によって大打撃を受けたものの、結果として英傑達も救われ万事解決に至ったはずです。
何故やり直す必要があったのでしょう。
今回はこちらがやり直したわけではなく、厄災側が時を渡って過去を変えてきたとも考えられます。
テラコが時を渡れるならば当然憑依ガノン(以下、黒テラコ)も時を渡れるものと推測します。
そして今回新たにテラコが"未起動の間も周囲を観測していた"ことが明らかになりました。
もちろん黒テラコも同じ機能が内蔵されているはずです。
プルアたちはシーカーストーンを通してテラコの記憶を見ていましたが、アストルは不思議な力でそれを見ることが可能でした。
七人のアストルが見ているのは以前と同じく厄災復活後のハイラル城でありますが、仮にこれがテラコが来た後の厄災復活(二度目の復活)を見ているのであれば、アストルたちはこの後未来から助っ人が来ることや、プルアの奇策も全てお見通しということになります。
テラコが覚醒後すぐに時を渡ることを知っている厄災側は、ガーディアンに乗り移った直後にテラコの存在を認識して振り返っています。
窓際に出てくるテラコを仕留めるつもりなのでしょうか。
テラコによって変えられた未来を、アストルたちは更に塗り替えようとしているのかもしれません。
そうなれば正直堂々巡りのようにも思いますが、どこかでこのループが断ち切られるのでしょうか。
再度やり直すような展開であるならば、双方が起こり得る未来を知っている世界で、どのような策を講じながら戦っていくのかが楽しみであります。
切望。宮廷詩人(カッシーワの師匠)
ブレスオブザワイルドでは比較的重要なキャラとして会話には登場するものの、その存在は依然としてベールに包まれているカッシーワの師匠。
個人的に最も興味深いキャラクターでもあります。
ブレワイでは、彼は厄災復活後、真っ先にカカリコ村へ避難したとされています。
DLC第二弾の「カカリコ村救援戦」ではもしかしたらカカリコ村でその姿が拝めるのではないかと淡い期待を抱いています。
新たなプレイアブルキャラクターは「プルア&ロベリーと、もう一人」とされていますが、私は可能性として最もあり得そうなのはスッパではないかと予想しています。
しかし、DLC第一弾ではまさかの「歴戦のガーディアン」という予想もつかない結果となり、今回も全くの別角度からのキャラクターがくる可能性も考えられます。
そこでカッシーワの師匠…などの贅沢は控えますが、ほんの一瞬であれ師匠が登場するならば、それ以上に嬉しいことはありません。
テラコの襲撃
トレーラーでテラコが闘技場で襲撃された場面がありましたが、新たに公開されたムービーではテラコが瓦礫の下敷きとなり停止してしまうシーンがありました。
その後ボコに連れられ厄黙冒頭のシーンへと繋がるわけですが、
果たしてこのシーンはトレーラーから直接繋がっているのでしょうか。
というのも、テラコがやられて何かが割れたような描写がありましたが、それほどにテラコは破損していませんし、突如襲ってきた巨大な怨念の塊のようなものは黒テラコには見られない怨念の目があったりと不自然な点もあります。
初めに平原の塔に落ちていたのはテラコにとっては想定外の出来事だったようですが、
テラコは闘技場で一体何をしていたのでしょうか。
テラコはそこで壊れてしまいましたが、もしテラコを救うことができたならストーリーの始まりから大きく展開が変わってしまったりするのでしょうか。
しかし、一度エンディングを迎え完結した世界がそう大きく変わることは考えにくいので、これまでの数々の謎を回収していくようなストーリーであったり、あくまで追加要素としてのチャレンジであると考えます。
テラコの記憶
テラコが未起動の間も周囲を観測できていたのだとしたら、例えば黒テラコがアストルと出会う過程や、テラコがそもそもなんなのか、というのが明らかになるかもしれません。
『追憶の守護者』というのは恐らくテラコの記憶であると考えています。
厄黙のメインキャラクターであるテラコ。
テラコは幼少期のゼルダが組み立てている場面はありましたが、遺物のガラクタでゼルダが一から造り上げたものなのか、それとも元々このようなガーディアンがいてそれをゼルダが元通りに修復したのかは今のところ不明です。
テラコの奏でるゼルダの子守歌は「古の聲」というサブタイトルがついています。
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【厄災の黙示録】時のガーディアン テラコ - ハイラルノコトバ
この"古"とは、ゼルダの幼少期である十数年前のことを指しているとは思えないのです。
古というほどの遥か昔、例えば他の遺物同様に一万年前など、それほど時が離れているかのような印象を受けます。
一万年前にハイラル王家にいたガーディアン。
テラコはその頃からゼルダの子守歌を奏でていた、王家の姫のために作られた守護者だったりするのでしょうか。
そんなテラコの正体であったり、黒テラコとアストルの知られざる出会いなど、まだまだ謎は残されています。
DLC第二弾でいよいよ全てが明かされるのでしょうか。
参考動画 5:27:20より