ハイラルの至るところに生息するボコブリン。
その歴史は遥か昔、『スカイウォードソード 』の時代に魔族長ギラヒムが無限に生み出したとされ、生物学的には"小鬼"とされる。
(ブタじゃないのか)
ブレスオブザワイルドでのボコブリンは、
多くは群れで行動しており15種類にも及ぶ多様な武器に加え、やぐらや拠点を手造りするなど一見知能が高そうに思えるが、色々と隙があり『実に惜しい』
例えば
・高所から狙われやすい場所に縄張りを張っている
・崖の真下にある拠点はリンクが攻めてきた時に袋小路となり退避できない不利な場所
・高さのあるバリケードを作ったのはよいが見張りのボコがそれよりも低い位置にいるため、バリケードが逆に死角となりこっそりリンクに襲われる
などなどこれには製作陣にも『縄張りのおさえ方が甘い』と揶揄されてしまう。
縄張りひとつでここまで言われてしまうのは少々気の毒に思うが、退避ルートだの死角だのそこまで考えが及ばない私の知能はボコ以下なのだ。
猪を狩り、仲間と炎を囲み、焼きケモノ肉を前に歌い踊るボコブリンたち。
夜10時には就寝し、早朝4時には起床。
やや本能的ではあるが彼らには社会性も感じられるし、どんな時でも"使命"を忘れない。
雨の日も、吹雪の中でも、ときにモリブリンに投げ飛ばされようが来る日もくる日も寸分の狂いもない生活。
彼らから学ぶことは"生きる"こと。
『今』この瞬間を生きているのだ。
知能が低かろうが端くれだろうが、ボコたちの笑顔はいつも変わらない。
食事後のゲップだけやめてくれたらと思うが、
欠点のないものなんて幻想でしかない。
それもまた、愛すべきボコブリンなのである。