【ティアーズオブザキングダム】ゾナウ文明を徹底考察!


9/13のニンテンドーダイレクトでブレスオブザワイルド続編の正式タイトルと発売日が公開された。

『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』

発売は2023年5月12日。

 


www.youtube.com

 


トレーラーでは壁画の伝承のようなものから、無数に浮かぶ空島、鳥のような乗り物など新たな情報が盛り沢山だ。


中でも、とくに印象に残ったのが"龍"である。


以前公開された2ndPVの中でも龍の顔のような武器が出てきたが、今回は渦巻きなどの特徴がより鮮明に確認できたことから、これらの意匠がゾナウのものである可能性はかなり高くなってきたのではないかと予想する。

 

ということで、今回はティアーズオブザキングダムにゾナウ文明は関わってくるか、そして「ゾナウ」とは何なのかを考察していく。

 

ゾナウが注目されている理由

まず初めに、ブレスオブザワイルド続編で何故ここまで「ゾナウ」が注目されているかを簡単に説明しておく。

 

ブレスオブザワイルド続編として初めて公開された2019年E3の出展映像にて、ゾナウ文明と思しき遺跡がいくつか確認された。

ゾナウといえば作中ではほぼ触れられることがなかったわけだが、そのゾナウ遺跡が再度怪しげな遺跡として登場し、不気味な映像と相まって大きな話題を呼んだ。

 

 

そうした盛り上がりもあり、続編では「ゾナウが絡んだストーリーになるのではないか」と各方面で予想されている。

 

また、ゾナウはブレスオブザワイルドにおいて"ハイラル随一の謎"とされ、その謎の多さからあらゆる考察が飛び交っている。


失われた文明や滅んだ民族の解明はロマンに満ちたものであり、日々ブレスオブザワイルドの謎を追究する人たちの間でゾナウについての話題が尽きることはない。

 

そして、先日公開されたティアーズオブザキングダムのトレーラーでは、更にゾナウ文明との関わりが見出だせそうな情報が数多く見られた。

 


特徴的な渦のある龍

 

ゾナウ遺跡の一部と思われる空の遺跡

 

タイトルロゴのウロボロスの龍

 

そして、マスターソードの先端の龍のようなモチーフ

 

あらゆる箇所に象徴的に描かれる龍は、いかにもゾナウ文明を連想させるものである。

 

ティアーズオブザキングダムでは「ゾナウ文明」がキーとなるのだろうか。

 

 

 

「ゾナウ」は存在しない?

ブレスオブザワイルドをプレイ中に、ゾナウに興味を持った人はどれほどいるだろうか。

私はクリアした後にマスターワークスを購入し、そこで初めて、ゾナウ遺跡は滅んだ古代の遺跡であり謎に包まれた未知の文明であることを知った。

 


ゾナウ遺跡はハイラル各地に点在しているため、ハイラルの人々もその遺跡の存在は知っているものの、ゾナウについて理解している人はどこにもいない。

それどころか、「ゾナウ」という名称すら知らないのではないだろうか。

ハイラルの人々の口から「ゾナウ」という言葉を一度も聞いたことがないだ。

 

そもそも、ブレスオブザワイルド本編で「ゾナウ」という言葉はマップの地名「ゾナウ遺跡群」以外で見た記憶がない。


ゾナウ遺跡やゾナウ民族を「ゾナウ」と呼称しているのは私たちだけであり、すなわち、これらの謎に包まれた文明に対する名称を便宜上「ゾナウ」と私たちが呼んでいるに過ぎないのではないだろうか。

 

 

だとするならば、ゾナウ遺跡やゾナウ文明といったものは、ハイラルでは名前すら不明の全くもって未知の文明という扱いなのかもしれない。


「ゾナウ」という名前の文明や民族が存在しないならば、ゾナウはもしかしたらシーカーやハイラルの前史の文明であったり、あるいは過去作の種族と繋がりのある民族ということだってあり得るだろう。


つまりは、ゾナウはあらゆる文明や種族に言い換えることが可能だということだ。

 

 

 

ティアーズオブザキングダム リンクとゾナウの関係

ブレスオブザワイルドではゾナウは数千年前まで存在していたとされているが、各種族とはどのような関係だったのだろうか。

ゾナウはハイラルと敵対する勢力なのか、それとも協力関係にあったのか。

シーカー文明と融合した遺跡なんかも多く存在するが、その関係性については不明とされている。

 

 


しかし、今回のティアーズオブザキングダムのトレーラーでは龍が象徴的に描かれている場面も多く、また、マスターソードになんらかの影響を与えていることもあって、かなり物語の重要な部分を担うと予想される。

 

あくまでこれらをゾナウ文明と考えた場合の話であるが、今作では、リンクはゾナウ文明の中でゾナウの協力のもと、壮大な冒険が繰り広げられていくのかもしれない。

 

 

ちなみに、ゾナウといえば本拠地であるフィローネの奥地、樹海ダムゼルに勇気の泉が祀られている。

そこは勇気を司る神「フロル」を象徴し、勇者に縁ある場所でもある。

 

 

ゾナウにとってもここは聖域だったとされ、そうした点でも、ゾナウ文明は過去に勇者と深い結びつきがあった可能性も大いにありそうだ。

 

 

ゾナウ その姿はいかに?

ティアーズオブザキングダムでは、「ゾナウ民族」のような固有の種族は出てくるのだろうか。

勿論、ゾナウが関わってくると予想はしているが、先程の通り「ゾナウ」というのは名前すら確かでない未知の文明であるため、個人的な意見としては「ゾナウ」という名前は続編でも出てこないのではないかと考えている。


とはいえ、その文明を築き上げた者たちがいることは確かであり、できることならゾナウと呼ばれた民族の正体を見てみたい。

 


ティアーズオブザキングダムのリンクの衣装を見る限り、古代や原始人のような印象を受けるが、それはどことなく蛮族衣装とも共通する部分がある。

 

 

 

やはりゾナウとは、蛮族衣装のような見た目をしているのだろうか。

 

 

 


サブタイトルの意味とは?

「ティアーズオブザキングダム」というサブタイトルは個人的に意外なものであった。

というのも、続編もまたブレスオブザワイルドのように"世界観"を表現したタイトルだと予想していたからだ。

 


以前、サブタイトルはゲームのストーリー展開についてヒントを与えるものだ、という噂もあった。

参考:『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編の正式タイトルは、物語の関係上あえて伏せられている - AUTOMATON

 

その通り、「王国の涙」というサブタイトルは、どこかの王国の悲しき運命であったり、涙のマークからシーカー族を連想させるものであるが、少し安直すぎるような気がしなくもない。


そこで、少し深読みをして、ティアーズオブザキングダムのもうひとつの意味を考えてみた。

 

「Tears」のsを取って「Tear」にすると、破くや引き裂く、もしくは割れ目や裂け目といった意味を持つ。

すなわちティアーズオブザキングダムは「王国の涙」、そして「引き裂かれた王国」あるいは「王国の裂け目」といったダブルミーニングであるならば、それはそれであらゆる妄想が膨らむ。

 


シーカーとゾナウ、ゾナウとハイラル、

過去と未来、地下と空。

何が涙を流して何が引き裂かれたのか。

そこにゾナウの真相究明の手掛かりはあるのか。

 


予測できないストーリー展開に期待が高まる一方である。

 

 

≪YouTube≫

 

≪関連商品・書籍≫