【BotW】古代エネルギーの謎 隠された時の扉

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古代シーカー族がつくりあげた遺物の数々。

その動力源となるのが「古代エネルギー」である。

 


凄まじいエネルギーを放ち、空間を瞬時に移動でき、人体の蘇生をも可能にする未知のエネルギーとは、一体どんなエネルギーなのだろうか。

 


もしかしたらそれは、既に私たちが知っているものかもしれない。

 

 

 


古代エネルギーとは

100年前、古代エネルギーはハイラル城の地下に潤沢に存在した。

城には古代遺物の研究機関が置かれ、シーカー族の研究者たちによって遺物の解析、実験が行われていた。

 


大厄災で城が崩壊した後、ハテール地方とアッカレ地方にエネルギー溜まりを発見する。

これにより、プルアとロベリーがハイラル城以外でも古代研究を続けることが可能となり、来るべき日に備えそれぞれが研究に勤しんだ。

 


エネルギー溜まりがあるとされる場所には「古代炉」と呼ばれる大きなかまどがあり、青い炎が灯っている。

地中から汲み上げたエネルギーで青い炎を灯しているのだろうか。

 

 


この青い炎は"一万年前から消えることがない"とされているが、比較的簡単に消えてしまう。

ただ気付けばまた灯っているので、そういう点では、ある意味消えることのない炎である。

 


古代研究に欠かせない古代エネルギーはこの古代炉から調達する。

 

 

 

シーカーストーンには古代エネルギーを応用したアイテムが備わっている。

強力な磁力を発生させる「マグネキャッチ」

一時的に対象物の時間を止める「ビタロック」

決して溶けることのない氷柱を作り出す「アイスメーカー」

瞬時に起爆式爆弾を形成する「リモコン爆弾」

 


これらに物理法則という常識は通用しない。

 

 

一万年前の古代シーカー族はその無限の可能性を秘めたエネルギーを用いて高度文明を築き上げ、ついには厄災ガノンの封印を確実にする程の強力な兵器を造り出した。

 

 

ハイラルの大地に眠る古代エネルギー。


古代の人々は、それを「神の力」と呼んだ。

 

 

 

古代ラネールの時空石

"古代の超高度文明"はこの時代にもあった。

「スカイウォードソード」のラネール地方である。

 

 


数百年前の緑豊かだった頃のラネール地方では、RS-301シリーズという機械亜人が「時空石」の原石の採掘を行なっていた。

巨大な錬石場でそれらを精製し、「時空石」を生産するためだ。

 

 


時空石は"時空の転移"を可能にする。

時の扉もまた時空を超えることができるものであるが、時空石は"その場の空間だけを過去に戻す"のに対し、時の扉はくぐり抜けた者が過去や未来など"時空間を移動"することができる。

 

 

個人的な意見として、ラネール錬石場と時の神殿が地下で繋がっていること、時の扉の説明文で時空石について言及*1されていることから、時空石を"究極の形"に仕上げたものが、「時の扉」なのではないかと考えている。

 

 

 

また、時空石は時空の転移だけでなく、採掘ロボットをはじめ、錬石場や船などラネール地方のあらゆる"動力源"となっている。

 

巨大な船にはマスターソードを鍛える為の「ネールの炎」が安置されていた。

 

 

 

時空石の採掘の目的はエネルギー源の確保だけでなく、"ネールの炎を守るため"でもあったのだろう。

 

 

古代エネルギーの持つ力

ブレスオブザワイルドの伝承図には古代シーカー族の様子も記されている。

そこには人工的な石のようなものが置かれ、説明には"動力源のような石"と書かれている。

 

 


ブレスオブザワイルドでは、古代エネルギーといえば"粘度の高い液体"であったが、どうやら一万年はこのようにエネルギーを加工したものも使用していたようだ。

 


想像のとおり、これは非常に「時空石」を思わせるものである。

 


古代エネルギーと時空石は色合いはもちろんのこと、星座や目のような模様が共通して見られることからも、その関連を指摘する声は決して少なくない。

 

 

 

 

ちなみに、「時空」というのは「時間」と「空間」を合わせた用語である。

 

 

シーカーストーンにはワープ機能が搭載されており、すなわち「空間」を操作できる力を持っている。


また、「厄災の黙示録」ではテラコの持つ高純度のエネルギーパーツによって「時」を渡ることができた。

 

 

これにより、古代エネルギーが「時間」に干渉する力を持っていることに疑いの余地は無くなった。

 

 

古代エネルギーを使えば「時間」と「空間」を操ることができる。

 


これが時空石と同じエネルギーでないなら、一体何のエネルギーだというのか。

 

 

 

 

 

古代エネルギーはどこからやってきた?

仮に古代エネルギーがスカイウォードソードの時空石と同じものだとするならば、古代エネルギー自体は太古の昔からずっとハイラルの大地に眠っていたのだろうか。

 

太古の昔に枯渇したエネルギーを、数千年先の未来で再び手に入れたというのか。

 


勿論、不可能ではないだろう。

古代のシーカー族が偶然発見したのかもしれない。

 


だが、個人的に「古代エネルギーの発見」が偶発的な出来事だったと考えるのは少し面白みに欠ける。


古代シーカー文明がどのように誕生したのかは依然として謎であるが、歴史が大きく動く際にはたいてい重大な出来事や大胆な行動が伴うものだ。

 

 

 

「古代エネルギーの発見」は意図的なものだったのではないだろうか。

 


誰かの手によって、どこか別の場所からやってきたとしたら。

 

 

 

 


古代シーカー族は、"時空を超えて"古代エネルギーを手に入れたのではないだろうか。

 

 

ブレスオブザワイルドに隠された「時の扉」

ブレスオブザワイルドでは、古代エネルギーを使った時間の移動は勿論なかった。

「時」に関係するものといえば、ビタロックくらいだろうか。

 


先程の通り、古代エネルギーは空間と時間に干渉できることから、理論的には時空間の移動は可能なのである。

 

 

だが、100年前は遺物の基本的な仕組みすら解明されておらず、現在は研究の資金不足に加え、研究者の老化、子供の監視により誘導石を稼働させることすら困難というなんとも現実的な問題に直面している。

そんな中、かなりのエネルギーを要するであろう時空転移をしようとしても、実際には容易でないことは想像できる。

 

 

結果として、ブレスオブザワイルドで「時」を渡ることはなかった。

 

 

 

だから、あまり深くは考えていなかった。

 

 

 

時の神殿や式典場跡など、至る所に見られるこのレリーフである。

 

 

 

 

トライフォースの右下のフロルの紋章だけ、"傾いている"のだ。

 

 

 

 

その疑問に対し、以前このようなコメントをいただいた。

 

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(Twitterのコメント)

 

 

 

 

 


三大神の紋章は、時の扉と同じ。

 


それだけでなく、周囲の模様まで一致している。

 

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このレリーフは、時計の歯車のように、回転することを前提としたデザインなのだ。

 


このレリーフは明らかに「時」の要素を含んでいる。

 

 

 

レリーフの中央には翼とトライフォースの紋章。

これは紛れもなく「ハイラル王国」の紋章である。

 


王家は「時の扉」の存在を知っていたのだろうか。

 

 

 

レリーフに刻むほど、王国にとって重要な役割があったのだろうか。

 

 

 

 


もしこの世界のどこかに「時の扉」が存在するとしたら。

 

 

 

 

 

 


三大神の紋章と

 

 

 

 

 

懐かしい旋律が、ここにある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古代シーカー文明が誕生したのは何故か。

古代エネルギーはどこからやってきたのか。

 

 

 

ハイラル王国の紋章が大きく掲げられた太古の時の神殿。

 

 

 

 


この時代に、ハイラル王国は存在しない。

 

 

 

もしかしたらこの扉は、遠い未来と繋がっていたのかもしれない。

 



 

 


ほんの僅かな時間だけ重なり合う、この瞬間に。

 

 

 

 

 

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*1:参考:ハイラル百科P22