【BotW】ハイラル王 最期のとき

 

当ブログでは、ブレワイをはじめとするゼルダシリーズの様々な考察をしております。以下、ネタバレを含みますのでその旨充分にご留意下さいませ。

 

 

 

 

ブレスオブザワイルドの世界において、ハイラル王国 最後の王である『ローム・ボスフォレームス・ハイラル』

 

 



 

 

100年前、厄災復活により英傑たちとハイラル王までもが命を落としました。

 

 

英傑たちは、それぞれが使役する神獣の内部でガノンの怨念が生み出したカースガノンに敗れ100年もの間、その魂は神獣内部に幽閉されておりました。

 

 

厄災の脅威は凄まじく、難攻不落と呼ばれたアッカレ砦を王国最後の激戦地とし、遂にハイラル王国は滅亡しました。

 

 

厄災復活からハイラル滅亡までの時間は、英傑たちやゼルダの軌跡から想像するに、長く見積もっても半日足らずの出来事だったのではないかと考えています。

 

 

あっという間に大切な人たちを亡くしてしまったゼルダの嘆きはとても胸が痛みましたね。

 

 

 

 

 

リンク含む英傑たちの死は、記憶を失ったリンクが100年前の記憶を少しずつ取り戻していく過程でとても重要なポイントとなりましたね。

 

 

しかし、ハイラル王にいたっては作中や設定資料集内でも"いつ、どのように"命尽きたのかは明らかになっていません。

 

 

唯一分かっていることは、アッカレ砦での防衛戦と、先程のゼルダの嘆きのシーンである『ウツシエの記憶12』の時にはすでに亡くなっていたということです。

 

 



 

 

 

"ハイラル王の最期"はどのようなものだったのか。

 

11月20日に発売する「ゼルダ無双 厄災の黙示録」でおそらく語られるのではないかと思いますが、その前に私の所感を書き記しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ハイラル王は、厄災の黙示録で公開された画像では「王家の両手剣」を持っていました。

 

(まさかの片手で)

 

 

 

その立ち姿はまさに王の威厳を感じますね。

 



 

 

 

この国の王である人物が、そう簡単に倒れるわけがないですよね。

 

 

ハイラル王の最期は壮絶な物語があったと考えています。

 

 

 

ハイラル王の手記からは、王として、そして父としての葛藤が描かれていましたね。

 



 

 

その思いは無念にもゼルダには伝えることができなかったことでしょう。

 

 

この手記を書いたすぐ後に、厄災が復活したのです。

 

 

 

 

 

ちなみに厄災復活後のガノンの動きについてですが、ガノンは城から出ていないと推測されます。

 

城の周りを飛び回るものは厄災ガノンの思念体のようなもので実体ではありません。

 

実体はどこにあるのかというと、謁見の間の天井の繭の中なのですね。

 

 

 



 

 

ここでいよいよガノンが現世に実体を現すという直前に、ゼルダが封印したのですね。

 

少しでもゼルダの到着が遅ければガノンの本体がハイラルに蘇り、事態は最悪の状況を迎えていたことでしょう。

 

 

ゼルダ封印のその方法は想像を絶するもので、ゼルダ自身がガノンに喰われ、体内から封印の力を使ったのです。

 

 

私が思うに、ゼルダがハイラル城に来るまでの間、ハイラル王はこの謁見の間でガノンが蘇ろうとするのを抑えていたのではないでしょうか。

 

 

ガノンを城内にとどめるため、ハイラル王もここで戦っていたのではないか。

 

最終的にハイラル城はガーディアンにより焼失するのですが、これより前にゼルダとリンクは一度ハイラル城へ立ち寄っています。

 

 

ここでハイラル王と会うことができたかは不明ですが、この頃には既に神獣が乗っ取られ英傑たちも亡くなり、まともに戦える状態ではなかったでしょう。

 

 

王としてすべきことはやはり対ガノンでしょう。

 

 

ひとり城に残り、

リンクへ「ゼルダを頼む…」

なんていう場面を想像してしまいます。

 

民を、ゼルダを守るためリンクはゼルダを連れハテノ地方へ逃げ込んだものだと推測します。

 

 

ゼルダとリンクは、ハイラル王がここで果てるつもりだと分かっていたのではないでしょうか…

 

 

その後に続くと思われるシーンが先程の【ウツシエの記憶12】なのですね。

 

 

 

 

 

父を亡くし、仲間を亡くし、リンクさえも力尽き、絶望の中ゼルダはデクの樹サマの元へ向かったあと、決意を固めハイラル城へと向かいます。

 

 

 

 

 

ハイラル王が果てたであろう謁見の間をくまなく捜索してもとくに何も見つかりませんでしたが、不完全体ガノンが復活し、地下の天体研究室へ落ちたあと、繭の中からこのようなものが出てきました。

 

 

 

 




 

王家シリーズ

 

 

冒頭でも説明したとおり、ハイラル王が生前使用していた武器ですね。

 

厄災ガノンとの戦いで、ハイラル王もまた喰われていたのではないでしょうか。

 

 

 

とても穏やかではないですが、手記のとおり「父として娘が戻ってくるのを待つ」のはガノンの体内という絶望的な状況の中、叶っていたのかもしれませんね。

 

 

 

ハイラル王は最期まで王としての責務を果たし、

そして父としてゼルダを守り、決然たる最期であったことと思います。

 

 

 

 

 

最後に、ローム王の名前に秘められた意味を考えてみました。

 

ロームとは英語で「歩き回る・散策・放浪」という意味があります。

 

 

100年間も世を忍びながらゼルダを案じ、リンクの目覚めを待ち続けていたハイラル王の魂は、始まりの台地を放浪する老人を思わせますね。

 
最後までお読みいただきありがとうございました!
 

≪参考書籍はコチラ≫

ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第3集 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:マスターワークス