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当ブログではブレスオブザワイルドのネタバレを含みます。その旨を充分にご留意の上お読み下さいませ。
ブレスオブザワイルドで『トライフォース』という言葉を耳にしたことはあったでしょうか。
ハイラル城や祭事施設にはトライフォースのレリーフが多く見られますが、厄災のように"概念"として扱われ、それ以上は語られませんでした。
ブレワイではその力を『封印の力』と呼んでいました。
呼び名は異なるものの、ゼルダの右手の甲に光る紋章は紛れもなくトライフォースで、代々王家の姫に受け継がれし聖なる力でした。
アタリマエを見直され、過去作のような「賢者」や「トライフォース」という名称はほぼ使われなかったものの、
英傑たちは勇者に力を授けた"賢者"だといえるし、トライフォースについてはよく分からない名称ではなく受け入れられ易い"封印の力"と表現しただけのことであり、よりナチュラルにはなっただけで物語の根本は過去作と変わっていないと思うのです。
この世界の理であり万物の力、トライフォース。
ブレスオブザワイルド続編にはどういった形で登場するのでしょう。
トライフォースは"聖なる力"や"神の力"と呼び名が変わってもざっくりな概念であっても、その存在自体は続編のハイラルにもあるものと推測します。
だって、トライフォースはこの世の全てでありトライフォースの消滅は"世界の消滅"を意味するのですから。
必ずトライフォースは続編にも登場するでしょう。
といいつつ、古くさい私はそうした従来のゼルダをどこかで期待しているのかもしれません。
だからブレワイ続編ではトライフォースがストーリーに深く関わってくると妄想し、その根拠をいくつか挙げてみました。
封印の力は枯れ果てた
ブレスオブザワイルドのラストはゼルダがこのように発言しています。
『私の力は…100年の封印で枯れ果てたのかもしれません…』
これはゼルダが封印の力、つまりトライフォースを宿してはいるがその力が尽きてしまったのか、
それともゼルダにはもうトライフォースが宿っていないのかで解釈が変わってきますが、
ここでは後者だと仮定して考えていきます。
仮にゼルダがトライフォースを宿していないとするならば、トライフォースはどこへいったのか。
これまで完全体となったトライフォースは大抵ハイラル王家によって守られてきました。
しかし今回はゼルダ以外の王族もいなければトライフォースが安置される聖地も見当たりません。
トライフォースは時にきまぐれで、過去には分裂したのち鳥となってどこかへ飛んでいってしまうこともありました。
分裂したトライフォースは資格あるものに宿ります。
ひとつは知恵のある者に
ひとつは勇気のある者に
ひとつは力のある者に。
長い時を経て、時には時空さえも超えて。
宿ってしまったのではないでしょうか。
続編のこの三人が、トライフォースに選ばれし者となってしまうのかもしれません。
ちなみに、続編のゼルダはブレワイのゼルダと同一なのかは不明ですが、以前の考察では見慣れない動物と旅していることやゼルダのばっさり切った髪型が意味するもの、そしてボコやモリが進化を遂げていることからブレワイの直後ではなく比較的時間が経った未来、もしくは異世界ではないかと考えました。
ですので、続編ゼルダは子孫であったり別人ではないかと推測します。
復活のタイミング
続編ではゼルダとリンクが地下洞窟のような場所を探索しミイラ(以下ガノンドロフとする)を発見しました。
ガノンドロフを見つけるや否や、何やら不穏な瘴気に包まれ地面が崩れ落ちる。
そして、復活。
タイミングが良過ぎる!
ゼルダとリンクを待ってましたといわんばかりのナイス過ぎるタイミング。
しかし、もしも三人にトライフォースが宿っているとするのなら話は別。
分裂したトライフォースは再び三つが集まると共鳴する習性があります。
自ら分裂することもありながら、結局はひとつになろうという力が働くのです。
だからこの三人はいつの時代も運命に導かれるようにタイミングよく出会い、それは偶然ではなく必然なんです。
そして集まった三つのトライフォースは強欲なガノンが奪うなり、姫や勇者が取り返すなり、再びひとつとなり。
勝者だけが、完全体トライフォースを手にすることができるのです。
このタイミングでガノンドロフが復活を果たしたのは、ゼルダとリンクが地下へやってきて三人が同じ場所に揃ったことで、トライフォースが干渉したのではないかと推測します。
飲まれたリンクの右手
前回の続編考察ではマスターソードについて書きました。
そこで序盤にリンクが怨念に右手を飲み込まれていることから、怨念はマスターソードを狙ったのではないかと考えました。
ですがもしもリンクが勇気のトライフォースを宿しているのなら、怨念の狙いはトライフォースであった可能性も考えられます。
改めて見てみると、リンクの服装は1stPVのガノンドロフ復活時とは異なっていることが分かります。
ハイリアのフードを付けておらず、ハイリアの服に見られる胸鎧も付けていないように見えます。
ブレスオブザワイルド続編2ndPV
ブレスオブザワイルド続編1stPV
そのことから、この場面は必ずしも序盤とは限らず物語終盤である可能性も考えられます。
序盤でトライフォースを奪われたことでガノンドロフが完全復活を果たしたか。
それともラストのガノンドロフ戦でトライフォースを奪われ、力を暴走させてしまうのでしょうか。
音のない能力
続編リンクは右手が少々複雑なことになっています。
何をどう解釈すればよいのか現段階ではただの妄想になってしまいますが、リンクの右手には少なくとも二つの能力が宿っているように思います。
ひとつはシーカーアイテムのようなトゲの付いた鉄球を不思議な力で操っています。
もうひとつはリンクの右手全体が青く淡い光を帯びて不思議な能力を駆使しています。
この青く淡い光は、1stトレーラーに登場したあの手がリンクに宿ったものと推測します。
不思議な能力を持った何者かが宿ったことで、リンクはその能力を使えるようになったのでしょう。
一方シーカーアイテムのような力を使う時には、先程とは違う色の光を手から放っています。
前回も書きましたが、これが"封印の力"と同じような光を放っていることから、リンクはもしかしたらトライフォースを宿しているのではないかと考えました。
ここで気になることがありまして、
PVではBGMと共に様々な効果音も聴こえてきます。
怨念の音、風を切る音、足音、ボコの声、鳴り響く轟音…
あらゆる効果音が本編さながらに聞こえるPVで、リンクが先程の能力を使う時の"音"が全く聴こえないんですね。
まだ制作段階であるため効果音が付けられていないのか
もしくは音を出せない理由があるのか。
もしもリンクにトライフォースが宿っていてその力が使えるのなら、
その音は"封印の力と同じ音"をしているのではないかと、
それ故に音が消されているのではないかと想像してしまいました。
ガノンドロフへの期待
洞窟内でゼルダが目にしたものは、微かに動き出したガノンドロフの手。
その後、ガノンドロフは復活を果たします。
ただの偶然か
僅かに動いたその手は、
これまでガノンドロフが何度も掲げてきた力のトライフォースの紋章が宿る右手でした。
ガノンドロフがトライフォースによって復活を果たすのかは分かりませんが、
久々に人間ガノンドロフとご対面できるかもしれないということで、力のトライフォースを掲げながら思いきりドヤってほしいところです。
ブレスオブザワイルド続編ではトライフォースがもう少しフォーカスされると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
(10/11追記:トライフォース=封印の力という記載はなく確定情報ではございません。大変失礼いたしました。)
≪参考書籍≫
ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第3集 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:マスターワークス
ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第2集 ゼルダの伝説 ハイラル百科